キャンピングカーのエアコンとバッテリー

家庭用エアコン

ZIL520はバッテリー駆動でもエアコンが使えるというのが売りでもあるので、鉛トリプルが標準です。

 

走行中は車両側のエアコンだけではキャビンを冷やすことはできませんので、キャビン側は家庭用エアコンを使用する前提となっているようです。

 

走行中に家庭用エアコンを動作させることは、継続的な振動や縦横のGは想定されていないことから、故障の原因となるので購入時は使うつもりはありませんでしたが、VANTECHの説明では「故障することはほぼないし、2年保証の対象にもなっているので、使ってください」ということでした。

 

夏になってから、外出する時は一度エアコンを付けたら基本的に帰宅まで入れっぱなしにしています。

 

家庭用エアコンのバッテリー駆動

家庭用エアコンは最大負荷がかかっている状態で消費は50A程度です。走行充電は30~50Aなので、エンジンがかかっている間は使用量と相殺されて、バッテリー残量が減ることはほぼありませんが、当然SAなどで休憩する場合はバッテリー駆動での運用になります。

SAでの滞在時間が1時間程度であっても、エアコンを使用しながら減った分を補充するには長時間の走行が必要になります。

 

外部電源に接続すればバッテリー消費がなくエアコン使用ができますし、サブバッテリーにも充電されますので、滞在先は電源が必須になります。電源が使えないと滞在先でエアコンの使用は厳しいでしょうね。

 

バッテリーでどのくらい稼働できるかという検証は以前やってますが、満タンスタートでソーラーなしで2時間、ソーラーありで4時間です。

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電源サイト

先日のAnnex道志では夜中に外部電源が落ちてしまい、夜間はバッテリー駆動を余儀なくされました。昼間に充電されていたことと、リチウム側のサブバがほぼ満タンだったので、夜間もエアコンを使用することができましたが、現地設備の故障などで使用できない場合を考えると、最悪予定変更をせざるを得ないということになりかねません。

 

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人間だけなら我慢すればよいですが、我が家には16才のコタローくんがおりますので、かなり厳しいです。

 

追加したリチウムバッテリーはエアコンと電子レンジにのみ出力する様に配線したので、壁のコンセントには供給しません。

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そこで困るのが携帯の充電等ですが、鉛側のインバーターを携帯の充電のみのためにONにするにはロスが大きすぎます。

Annexは電源サイト前提だったのでポタ電は持参していませんでした。

モバイルバッテリーを1つ、ジャンプスターター兼エアコンプレッサーを持って行ってたので、それらを使用して携帯は充電しました。

電源サイト利用時でも非常時を考えるとポタ電の1つでも持って行った方が良いかも知れませんね。

 

 

どこまで電源に気を遣うんだってのもありますが、今回の様な設備不具合、走行充電や外部充電器、ソーラー充電器の故障も考えられます。

ZILの場合サブバッテリが使えないと快適装備は飾りになります。

 

テントキャンプしてたころに戻れば電源なんかきにしないんですが、贅沢に慣れると人間はダメになりますね。。。