先日、キャンピングカーの排水についてブログを書きましたが、その際東京都下水道局から回答がなかった分について、追加で回答を頂きました。
全てに回答頂けたわけではないのですが、下水道局の解釈についてはご教授頂けたと思いますので紹介します。
質問1
公私境界を跨ぐ水の移動は原則禁止で、設備内で完結することということでしょうか。
回答1
下水道法第10条において、土地の所有者・使用者又は占有者は、その土地の下水を公共下水道に流入させるために必要な排水管等を設置しなければならないとあります。
このため、家庭からの排水は家庭内の排水設備を使用して公共下水道に流すということが決められております。
ようするに、流す下水管は同じだが、排水設備(排水口)は自分で設置した物を使いなさいということが、法律で定められているということのようです。
そのため公私境界を跨いではならないというのが回答のようです。
質問2
例えば、設備内の水道の蛇口にホースを繋げて道路脇の排水口に流す。という行為をした場合、扱いとしては家庭からの排水という扱いになる。
道路に水まきをした場合も水が排水口に流れるので、これは家庭用の排水にあたるという理解ですが正しいですか?
回答2
道路の水まきについても、まいた水がそのまま排水口に流れるのであれば、家庭からの排水を公共下水道に流してしまうこととなります。
しかしながら、比較的綺麗な水道水を夏場の暑い時期に打ち水する場合は、周辺住民への影響がなく、水が排水口に流れない場合については、
社会通念上許される範囲であると考えます。
回答しにくいところなのでしょうけども、回答1に法律上自分の設備を使って排水することと定められているとあるので、あくまで下水道局としては道路の排水口に流すなという前提に基づいた回答になっています。
下水道局が法律違反を許容することはできないでしょうし、打ち水でも排水口に流せない前提です。余ったペットボトルの水なども流してはいけませんね。
”マナー違反=社会通念”と考えれば、グレーゾーンではあるもののよほど変なことをしなければ許されるということでしょう。
ただ、キャンピングカーはその大きさから目立つ存在ですので、1人のマナー違反が全てのユーザーに影響してしまいます。
道の駅での車中泊が良い(悪い?)例で、給排水や長期間の停泊、キャンプ行為、ヘッド車だけで出かけてトレーラー置き去り、などが原因で仮眠の為の宿泊ですら白い目で見られる状態です。
バンテックの納車時説明は改めて頂きたい内容だと考えます。