ZILシリーズには標準で鉛バッテリ300Ah、VOTORONICのバッテリ残量系が装備されています。
残量計は満充電に達しないまま充放電を繰り返すと、バッテリ実残量と表示上の残量表示に誤差がでてきます。
先日、宮城を回った際にルームエアコンは3日間つけっぱなしの状態でした。
1日目、東京出発時サブバッテリは満充電。
走行充電よりもエアコンの消費電力の方が大きいので、基本的にバッテリからの持ち出し+走行充電はバッテリに入らずそのままインバータ介して使用される感じになります。
常時充放電を繰り返すことになるわけで、単純に入出力した電流値通りにバッテリの充放電がされるわけではありません。
経験上鉛の場合は特に顕著に発生しますが、バッテリが劣化してくると特に誤差が大きくなるようです。
1日目に停泊する直前の鉛サブバッテリ残量は200Ah程度でしたが、外部入力がなかったので、BLUETTIのAC200Pからサブバッテリの充電とエアコンの稼働させていました。
サブバの充電とエアコンの稼働で1200W使われています。
追加バッテリのB230も投入。容量は合計で4000Whくらいです。
翌朝起きるとB230は空っぽ、AC200Pも20%程度で、出発前には0%になりました。
この時点でサブバの充電は微電流しか流れておらず、サブバの電圧は13.4Vくらいで残量系は240Ahくらいを指していました。既に満タンだったんでしょう。
1日で15~20%くらいの表示ズレが出ていたと思われます。
2日目はRVステーションでしたので外部電源から充電したのですが、やはり中途半端な240Ah前後で充電が停止してしまっています。やはりというかサブバの電圧も13.4Vだったので、充電器自体は満充電と判断して出力を止めているのでしょう。
まぁ、あと考えられるのはサブバの劣化です。
もう2年使ってるので、上(12.6~13V付近)がスカスカになっている可能性もあります。
容量が低下してくるので、ある程度の電圧から一気に終止電圧に達してしまいます。こうなると残量計の表示があてにならないので、電圧で容量確認する他なさそうです。
3日目はこの状態で東京までエアコン動かしながら長距離移動。その後1週間ソーラー充電にて放置したところ、表示は100%300Ahに戻っていました。
VOTORONICの残容量初期値は50%だったか75%だったかで、容量をリセットするにはバッテリを一度満タンにさせる必要があるので、誤差を吸収するには負荷をかけずに充電を継続してあげる必要があります。
満タン状態から使用量を減算していくので、仕組み上誤差は仕方ないことではあるんですけどね。
ちなみにLEEK2の時はリチウムバッテリ+VOTORONICでここまでのズレは発生していませんでした。
ZIL520のサブバも次交換時はリチウムにしようかな。