大容量バッテリーシステム(性能テスト中)

引き続きです。

ECサイトで販売されているような粗悪品を送りつけてくることはないと思いますが、容量がカタログスペック通りになってないなんてことはあり得るのでまだテストしてます。

 

フル充電に近い状態での性能は問題なしでしたので、そこから6畳用の家庭用エアコン(2.2kw)をつないで連続運転しています。

インバーターエアコンですし、外の温度が低いので連続的な負荷をかけることは難しいですが、インバーターの耐久性やバッテリーの安定性が調べて行きます。

 

負荷テスト後の75%残量の状態から、3日間エアコンかけっぱなしでようやく10%台まで消費しました。さすがに13Vを割ってきました。

インバータの残量計はもはやあてになりません。無負荷状態の鉛バッテリーであれば人間でも電圧から残量を推測できますが、リチウムイオンの場合はもう少し精度が細かくないと判断はできませんね。

 

 

さて普段は絶対やりませんが、この状態からさらに高負荷かけていきます。12Vは切りません。

 

このバッテリーメーカーが公表している最終放電電圧は9.2Vとなっていて、恐らくこれはBMSがカットオフする電圧。ここまで使い切ってしまうと完全放電なので強制的に充電が必要になります。ものによってはメーカーに送付して再充電ということになることもあるみたいです。

リチウムイオンは電圧降下が少ないので、鉛バッテリより容量を効率良く使用できますが、12Vを下回らないように使用することと、深放電しないことで充電サイクルが伸びます。

 

モニターのアラーム設定を10%の40Ahに設定したので、10%を切ったところでアラームが鳴動し始めました。この残量で280Wの負荷をかけても12.5Vあるのでもうもう少しムリできそうですが、マージン取ってこの程度がしきい値として良いと思います。

 

バッテリーモニタ上の設定は最低電圧を12V、アラームはテストの結果から残10%の40Ahに設定しました。

このメーターの場合、最低電圧に達した時点で0%表示になる仕組みで。電圧が降下し続けるとBeep鳴動するとありますが、音が鳴るだけなのであまり意味はないと思います。

 

これでテスト1週できたので、各パーツの相性や品質は必要にして十分ということはわかりました。

この後は組み付けして実際に運用してみる感じになります。

ちゃんとしたメーカーものであれば振動テストとかするのかもしれませんが、バッテリー自体はキャラバン向けにも謳っていますし、分解するわけにも行かないのでそこは信用して使っていきます。

 

さて、どんなケース作るかな。