ZIL520 & GR86

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【GR86】BLITZのオイルクーラー導入

怒濤の改造ラッシュです。

サーキット走行の必需品、オイルクーラーを導入しました。

 

 

 

HKSやTrustのオイルクーラには憧れますが、ここ最近の改造ラッシュで予算がもうあまりありませんので、お手頃なBLITZのオイルクーラーをチョイスしました。

導風板付きでお値段は7~8万。HKSに比べると1/3以下なのは魅力です。

 

将来的に過給器付けるとかであればHKSをチョイスしておいた方が良い気はしますが、過給器は付けないと思う。多分。。。

 

週末の予定は土曜日に1つだけだったので、予定を済ませて午後から取り付けにかかりました。基本は説明書に従って取り付けていきます。

 

0.準備

取り付け説明書にあるようにC/OPENヒューズ抜いて、エンジンを始動して停止するまで待ちます。

 

 

1.バンパー外し

ジャッキアップしなくてもスロープで持ち上げればバンパーは外れますが、ついでにオイル交換もしたかったし、作業効率上げるためにジャッキアップして作業しました。

アンダーパネルまで外す必要があります。

この時はまだあんな苦労があるとは思いも寄らなかった。。。

 

2.コアの組み立て

導風板は事前に仮組みしておいた方が良いです。この時期は寒くて細かい作業を屋外でやるのは結構ツライ。

組み立ては30分くらいで出来ますが、説明書は写真は沢山あるのに白黒でちょっとわかりにくいですね。

左右で記載されているけど、運転席側から見た右なのか、正面から見た右なのか。

完成した物がこちらです。

 

3.オイル抜き

今回はオイル交換も一緒にやるので先に抜いておきます。午前中に走行してきたのでオイルは温まってます。

最近のオイル処理材は綿花なんですね。今も段ボール製の処理材は売ってますが、袋状のものは処理がしやすくて良いです。

まとめて買っておきました。

 

3.コアの取り付け

導風板とコアを車両に取り付けます。

コアの取り付け自体は付くところにしか付かないのであまり考えなく取り付け完了します。

この辺は車種別キットの良い点。

ホーンは以前交換していて純正ホーンのようにそのまま共締めできないため、移設が必要でした。

 

leek2-301.hatenablog.com

 



4.オイルブロック取り外しと既存センサーの取り外し

既存のオイルブロックもBLITZのものですが、オイルクーラー付属のブロックに交換するため既存のブロックを取り外します。センサーも外します。

掃除もしておきました。



5.オイルブロック取り付け

センサーは先に取り付けておかないと後々面倒なので先につけておきます。センターボルトは27mm。

 

締め付けトルクは締めすぎるなとしか説明書には書いてありませんでしたが、別の製品の説明書には「締め付けトルク:2.0kgf/m~4.0kgf/m(20N/m~40N/m」、HKSのオイルクーラー説明書には45Nmと記載がありましたので、HKSさんの数値を採用。

センサー穴が5個ぐらい用意されていますが、左側はクリアランスが狭いので取り付けは不可でした。

あと、既存の使用しないセンサー穴はかなり緩いので締め付けしておかないとそこからオイル漏れします。

 

6.ホースの取り回し

コア側の取り回しや、ヘッドライト下の取り回しがかなり強引な気がします。余長はなくギリギリの長さなので、結構キツメになります。ホースに負担がかからないかは若干心配です。

 

7.オイルブロック側のホース固定

説明書上はコア側の取り付けを先にすることになってますが、取り回しの関係でヘッドライト下のクリアランスが狭く、私はブロック側を先に仮組みしました。

フィッティングの角度を調整しながら締め付けになります。この時点でオイルブロックは仮締めの状態にしておいた方が調整が効きます。

センサーはオイルのフィラーキャップに干渉しない位置に調整しておく必要があります。



8.オイルブロックにホース取り付け

フィッティングは26mm。HKSの締め付けトルクは14.7~17.7Nm指定ですが、スパナ型のトルクレンチは持ってないので強すぎず弱すぎずで締めておきました。しっかり奥までねじ込んでおけば問題ないと思います。



9.オイル補充

オイルクーラーとホースで1.1L余分にオイルを入れる必要があるようなので、少し多めに5L+1.1L+α=6..2L

いつもはトヨタ純正の0W-20をDラーで入れてもらってましたが、今回はTAKUMIオイルさんの5W-30にします。

 

今後何度か交換すると思うのでペール缶(イニDコラボ)で購入しました。20Lで約2万円。5Lで5000円なのでそこまで高くはないですね。

オイルポンプは高いので100均の灯油ポンプ使いましたが、専用のポンプがあると効率が良いでしょうね。百均のポンプはちょっと辛かった。

 

 



10.クランキング

オイル回すためにヒューズ抜いた状態で、油圧チェックランプが消灯するまでクランキングします。連続でクランキングするとセルに悪いので、10~15秒くらいで数回。

 

 

11.ヒューズ戻してエンジン始動からのオイル漏れチェック

30分くらいアイドリングしてみましたが、オイル漏れの兆候はありませんでした。



12.バンパー戻しとアンダーパネル加工

ここが一番大変でした。オイルクーラー本体の取り付けは昼から初めて2時間くらいで完了してましたが、16時の時点でもう真っ暗。1日目の作業はここで断念しました。

ここまで4時間くらい。

 

取り付け説明書には干渉がないように加工して取り付けと書いてありますが、

ネジの逃げどころではなく、コアとアンダーパネル、バンパ内側が干渉しまくりなので大幅な加工が必要でした。

コア自体は付くようにしか付かないので、取り付けが間違っているわけでもないので、ベース車両が異なるのか、取説がざっくりなのか。

 

取説だけだと行き詰まると思うので参考まで。

アンダーパネルはコアの下端が数cm程干渉するので、広範囲にカットしました。


バンパー側も同様に下端が数cm干渉するので同様にカット。こちらはバンパーから対象部材を取り外してカットしました。

仮組みして問題ないことを確認。

 

何度もバンパーの取り付けと取り外し

調整を繰り返してようやくセット完了。


作業時間は1日目が約4時間、2日目が2時間くらいなので、約6時間くらいでしょうか。

もう一回ヤレと言われれば3時間くらいで完了しそうですが、面倒なのでもうイヤです。

 

 

作業完了後、オイル漏れがないことを確認してから近所を走行してきました。

いつもなら油温水温ともに90度くらいになるところが、油温75度前後、水温85度前後でした。走行風が当たらないと冷却できないので停車中は若干上昇しますが、走行中はよく冷えるという感触でした。

仕様通りの性能ですね。

 

TAKUMIオイルもかなり良い感じです。プラシーボもあるかもですがかなり静粛性が高く感じます。

苦労はしましたが、取り付け工賃は3~5万くらいなのでだいぶ節約できました。