【ZIL快適化】サブサブバッテリーの追加(リチウムイオン) 配線編

ZILシリーズは標準で鉛のトリプルが採用されていて、1500Wインバーターで100Vを作り出しています。

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外部入力は省いてますが、おおよそこんな感じ。

エアコンも標準なので鉛300Ahは最低限必要な容量だとは思いますが、家庭用エアコンは起動時500W程度消費します。12V換算で40A程度でしょうか。


鉛の入出力電流は1/10C程度に抑えないと劣化が著しいので、100Ahトリプルだと30A程度が望ましいです。

また、50%程度の放電に抑えるほうがよいので、新品状態でエアコンに使用できるのは3時間前後、サブで動作させるのは買い物などの短時間に限られそう。

 

電子レンジは1000W(12V換算80A)程度なので、鉛では劣化覚悟で使うか、オルタネータからの充電(約30A)と相殺して使用するしかありませんが、いずれにしても劣化は避けられません。

 

LEEK2に乗せてた200Ahリチウムは、売却時鉛に戻してありましたので、こいつをサブサブとして有効利用しようと思います。

leek2-301.hatenablog.com

 

大電流が必要なエアコン、電子レンジ使用時はリチウムから100Vを供給するように配線を追加します。LEEK2でも常設の200Ahリチウムとポタ電の切り替えに使用していたので、それに近い形で実装します。

 

サブサブバッテリの一団はバゲッジに配置。生活用水が入っているときは車両右中央が重くなりますが、グレータンクが満水の時は左後部が重くなります。

なので、重量バランスはとりあえず考えず、ドライブフィールがおかしければ位置は調整します。

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ZIL購入時にバゲッジに100Vコンセントを用意してもらったので、充電は鉛からインバーター経由でリチウム用の充電器を介して行います。 

バゲッジコンセントを追加配線する際に調べたところ、電子レンジ付近から分岐しているだけなので、自分でもできましたね。

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充電器も専用のものを使いますが、これであれば最大で35A程度なので、鉛へのダメージは最小になると思います。実際にはオルタネータやソーラーの充電電流があるので、鉛からの持ち出しはかなり少なくなるイメージです。

 

いずれ鉛トリプルが寿命を迎えたらリチウムに換装する予定ですので、既存配線にはほぼ手を加えず、コンセントの繋ぎ変えだけで実現します。

といっても都度差し替えるわけではなく、電源の供給状態によって切り替えられるように自動化しておきます。

 

配線の追加後はこんな感じです。

インバータの出力をすべて切り替えてしまうと、追加バッテリの 充電でショートサーキットになってしまうので、車内100Vコンセントは鉛経路のままにしておきます。 

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配線方法はバックカメラと同じ経路で通しました。

 

 

ざっと配線し終わったので、運転テスト。問題なく動作しましたので、あとは配線を整理して完了です。

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スマートに取り付けるなら壁に穴開けて埋め込むのがよいのですが、長くてもおそらく3年程度なので設置方法はちょっと考えたいと思います。